姫「オアフ島の中心にあるという出産石ってなんですか?」
出産石とは、クカニロコ・バースストーンのことですね。
実はハワイスクープでも、動画にして取り上げたことがあります▼
クカニロコ・バースストーンは、
オアフ島の王族の奥さまたちが出産していたとされる石です。
オアフ島のど真ん中にあります▼
偉い階級(アリイ階級というやつです)の奥さまたちが、
これまた偉い階級の男性に見守られながら子供を生んだという伝説があります。
その石が出産の痛みを無くしてくれた、と言われています。
あ、この2つの石ではありません。
この2つの石も何やらパワーがあるそうなんですけど、
へなしゅんにはわからないです。
このユーカリの木の下に散らばっている石が、
そのパワーを持っているそうです。
似たような石が……
いっぱいありますが……
これがそのバースストーンやそうです。
(ごめんなさい。違うそうです。後から教えていただきました)
驚くのが、正確に東西南北を向いていること。
そして、中心に描かれた模様がキレイな円形をしていること。
当時のハワイアンが高い技術と不思議なパワーを持っていたとされる、
裏付けのひとつにもなっています。
他の島からここまで出産にやってきた、と紹介されることがありますが、
バースストーンは、カウアイ島にもマウイ島にもあります。
話がどんどん大げさになっていってるような気がしないでもありません。
ちなみに、へなしゅんがハワイへやってきた2000年当時は、
バースストーンはそんなに有名ではありませんでした。
昔話を少し。
8世紀ごろ、タヒチから2人の王とともに大量の移民がやってきました。
ウル = ハワイ島、マウイ島を統治
ナナウル = オアフ島、モロカイ島、カウアイ島を統治
この移民の王族が、このバースストーンの文化を持ち込んだようです。
11世紀に、今度は『パアオ』というカフナがサモアからやってきます。
『パアオ』はハワイ島にいた王を倒し新秩序をつくり出します。
そして、サモアからアリイクラスの『ピリ』を連れてきます。
ハワイを統一したカメハメハは、この系列の王なのだそうです。
ワンランク下というかなんというか、とにかくウルとナナウル系じゃないのです。
カメハメハはハワイ諸島を統一しましたが、
カウアイ島だけは征服ではなく、吸収合併?というようなカタチになりました。
カウアイ島だけは、ウル&ナウルの系列が残っています。
現在ハワイ島ヒロにあるカメハメハの銅像は、
もともとカウアイ島のプリンスビルに立てられる予定でした。
が、カウアイ島住民の大反対にあい、ヒロに持っていかれることになりました。
カウアイ島リフエにあるカウアイ・ミュージアムでは、
カメハメハのことがほとんど紹介されていないのは、
そういうことと関係あるのかもしれません。
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