ハワイスクープ

カメハメハ・デーが始まったのは、カメハメハ5世の時です。

ハワイ初心者「先日、ハワイ旅行の際に、消防車がカメハメハ像に花をかけているのを見ました。あれは何をやっていたのですか? 消防のお守りとか?」
6月7日にあったカメハメハ大王像にレイをかける儀式をご覧になられたのですね。あれは、「カメハメハ・デー」というハワイ州の祝日に行われる行事です。ハワイスクープで紹介したこともありましたが、今から5年も前のこと▼
カメハメハ・デーって何?

もう一回解説させていただきましょう。

カメハメハ・デーというのは、ハワイ諸島を統一した、初代カメハメハ大王を祝う記念日。6月11日です。ハワイがまだ「ハワイ王国」だったころ、カメハメハ5世の誕生日12月11日をお祝いする日がありました。

カメハメハ5世が、なぜかこれを6月11日に変え、カメハメハ大王をたたえる日にしたそうです。欧米人勢力に支配されていくハワイ王国を守りたかったのでは、と言われています。

ちなみに、どうして6月11日にしたのかについては、どこにも理由が書かれていません。

カメハメハ大王の誕生日がいつなのかという記録はどこにもありません。っていうか、カメハメハ大王の時代、ハワイアンは文字を持っていなかったので、カメハメハ大王の誕生日は記録として残っていないのです。これに関して、いいかおりが補足してくれています。
いいかおり「むかしむかしのハワイでは、首長を始めとする高貴な人々の生年月日は公けにしなかったって、知り合いのハワイアンに聞いたことあります。生年月日がわかると、ライバルに呪いをかけられたりするので」

さて、この日は、ハワイ時間6月7日。11日ではありません。メインの11日になる前に、「レイ献花セレモニー」という、カメハメハ大王像にレイがかけられる儀式が行われます。2019年は7日でした。ハワイ初心者さんがご覧になられたのは、この儀式ですね。

いいかおり「キング・カメハメハ・デーは6月11日ですが、この日は州の祝日なので、州職員は働かないの。オアフ島でのキング・カメハメハ・デーの一連行事は毎年以下のとおり」

・レイ献花セレモニー
・フローラルパレード(イオラニ宮殿あたりから、カピオラニパークまで)と、それに続くカピオラニパークでのエンターテイメント
・ホオラウレア(アロハタワーで夜、フラやエンターテイメントなど)

いいかおり「で、6月11日を過ぎない、一番近い金曜日が、毎年、レイ献花セレモニーなの。金曜は州職員働くから。レイ献花のオペレーションは州職員がやってます。で、土曜日がパレードと、ない年もあったと思うけど、夜、ホオラウレア@アロハタワー」

前回の記事では細かい説明がなかったので、勘違いされた方もいらっしゃったかもしれません。わかりにくくてすいませんでした。

◼︎カメハメハデーを6月11日にしたのはカメハメハ5世の時(5代目王)
◼︎カメハメハ大王像が完成して飾られたのはカラカウア王の時(7代目王)

ハワイ初心者さんからの質問にあった「消防車が登場するのはなぜか?」ですが、理由はシンプルです。カメハメハ大王像が大きく、はしご車を使わないとレイをかけられないからなんだそうです。

以前の記事でも紹介していますが、もう一度。

このカメハメハ像はイタリアで造られました。1体目を搬送中の船が沈没してしまったために、急遽2体目が作られます。なので、ここに飾られているのはその2体目です。1883年に設置されました。

その後1体目が奇跡的に見つかり、カメハメハ大王の生まれ故郷、ハワイ島の Hawai(ハヴィ)に納められました▼
2016年ハワイ島で食べました記2/HAWI の King’s View Cafe

それにしても、すごい量のレイです。ちなみに、淡々と作業は続けられていて、これでもまだ途中です。ハワイ王国の歴史を知っていると、なんだか感じるものがいろいろあります。ハワイ初心者さんも、よかったらハワイの歴史を勉強されてみてはいかがでしょうか?

<取材日:2019年6月7日>

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