どうもどうも、へなしゅんです。脳腫瘍検査のため帰国したら、手術は免れたのですが、新型コロナウイルス(COVID-19) 騒ぎでハワイ前線に復帰できなくなってしまいました。ハワイのスクープ記事が書けないので、現在、note で、へなしゅんがハワイ史好きになって行く話なんかを書いてます。よろしければご覧ください▼
で、ハワイ史を書こうとしたら、やっぱり欠かせないのがここ、ビショップミュージアムです▼
いろんなこと書いてたら、次にハワイ入りしたら、まずはビショップミュージアムへ行きたくなってきました。コロナ騒ぎが収まったら、みなさまもぜひ!とお勧めしたくなってきたので記事にすることにしました(どないやねん)。
へなしゅんが初めてビショップミュージアムを訪れたのは2001年のこと。当時はハワイの歴史なんかほとんど分かっていませんでした。でもって、ビショップミュージアムの展示も今とは全然違いました。日系移民、韓国系移民、フィリピン系移民を紹介する展示物が、ハワイアンホールの3階に展示されたりしていました。
それが大改装され、リニュアルオープンしたのは2011年7月のこと。ハワイ文化中心の展示になり、内容も濃くなりました。この写真はリニュアルオープンの式典の時に撮ったもの。たくさんのハワイアンがカヒコフラを踊ってくれました。
改装後のビショップミュージアムは、建物も増えて、いろんな展示物があります。が、歴史に興味が湧いて来られたみなさまが行かれるとしたら、この3つ。簡単にご案内させていただきます。
A.カヒリルーム
まずは歴史を感じる本館へ入ってすぐ左にある小さな部屋。カヒリルームへ行きましょう。この部屋では、ハワイ王国に関する人々が紹介されています。ハワイ王国と言われて、キングカメハメハしか頭に浮かばない人は是非行きましょう。展示物は全部英語ですが….
Wifiが使えるスマートフォンをお持ちであれば、5か国語の中からお好きな言語を選んでモバイルオーディオガイドを聞くことができます。5か国語は英語、日本語、ハワイ語、中国語、韓国語です。リアルに詳しい話を聞いてみたい方は日本語ガイドツアーが始まるのを待ちましょう。
※モバイルオーディオガイドはQRコードがアタッチされている館内約40箇所の展示についての情報なので、ハワイアンホールの全体的な見どころについてはガイドツアーに参加して頂くことをお勧めします。
B.ハワイアンホール
へなしゅんが初めて訪れた時に、日系移民、韓国系移民、フィリピン系移民を紹介する展示物があったのはこのホールです。現在は、ハワイの文化についていろんなものが展示してあります。へなしゅんは、ハワイタイムマシーンZ/太平洋のど真ん中でを書くためにいろいろ調べてみて気がつきましたが、ここの展示は、ほんまに文化に徹しています。それぞれの島々にいた王の話なんかはありません。
ハワイタイムマシーンZを書き始めて間もないからかもしれませんが、今、一番訪れたいのが、入ってすぐ前にある階段を上がったところにある….
C.パシフィックホール
パシフィックホールです。ハワイアンは、赤道を越えた南の島々からやってきました。そして、そのルーツとなる人々は、ポリネシアの島々へ散っていきます。
西洋人がやってくるまで、ポリネシアの人々は文字を持っていませんでした。そして、彼らは語り伝えの歴史しか持っていませんでした。どこからやってきたか分からないハワイアンのルーツを突き止められたおひとりが、日本の考古学者、篠遠教授です(もうお亡くなりになられています)
そして、篠遠教授は、晩年、ビショップミュージアムにおられました。
へなしゅんは、かつて、何の勉強もせずに訪ねて、篠遠教授に叱られたことがあります(涙)
でも、めっちゃええ教授でした。この本を読んでから出直すように言われ、そして、この本を読んでブルブルしました。ハワイアンが、どうやってはるか南から海を渡ってやってきたのか。好奇心いっぱいになって、それからハワイ史に興味が出てきました。
ハワイタイムマシーンZ/太平洋のど真ん中でなんて、偉そうに書いてますけど、篠遠教授のおかげです。
とにかく、リニュアルして初めて訪れた時は、日系移民の展示がなくなってたりして、すごく寂しかったのを覚えていますが、ハワイの文化が分かれば分かるほど、何度も行きたくなってしまうミュージアムなのでした。
自宅待機中にいろいろ予習をしてから行けば、次回のハワイ旅行でビショップミュージアムの感動倍増!
<取材日:2020年4月29日>
動画提供:ハワイ州観光局
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