ハワイスクープ

勝手にハワイ食文化レポ1/フライドライス+ポルチュギーズソーセージ

どうもどうも、へなしゅんです。みなさんは、ハワイへ行かれたら何を食べたいですか?
※以下の写真はすべて昔撮ったものです。なので撮影した年と月を記しています。
やっぱりパンケーキでしょうか?
※これはOver Easyのパンケーキです。

へなしゅんは違います。これです▼
モーニングセットに出てくるハワイのフライドライスです。
※このフライドライスもOver Easyのものです。

なぜハワイのフライドライスを食べたくなるのか? 
今回は勝手にそのことについて解説させていただこうと思います。
ローカルの朝食フライドライスの定番はこんな感じ▲です。フライドライスにポルチュギーズ・ソーセージとタマゴがついています。
※このフライドライスはカネオへパンケーキハウスのものです。

タマゴの状態はいろいろ選べます。

・サニーサイドアップ/タマゴの片面だけ焼く
・オーバーイージー/両面焼きやけど中はトロトロ
・オーバーミディアム/両面焼きで黄身の固さは半熟で中くらい(上の写真はこれ)
・ターンオーバー/両面焼き
・スクランブル/かき混ぜながら炒めたもの

他にもいろいろありますけど、やってくれるのはこれくらいでしょうか。

へなしゅんがこれを知ったのは遠い昔のこと。最初に出した本「行くべしオアフ島見るべしオアフ島(2004年)」でも紹介させていただいてます。
それはフラミンゴというお店でした。ニール・ブレイズデル・センターに近くにあったお店で、今はもうありません。その時、初めて「ポルチュギーズ・ソーセージ」を食べて感動しました。ちょっとだけスパイシーな感じのクセになるソーセージ。なんじゃこれは?と思っていたら、ハワイ生まれの先輩が教えてくださいました。
先輩「今はだいぶ減ったけど、ハワイ・ローカルのブレックファストメニューといえばこれだよ。フライドライスにポルチュギーズ・ソーセージが乗っかってるんだ。スパムじゃなくて、ポルチュギーズ・ソーセージ!」
ハワイといえばスパムと思っていたへなしゅんは驚きました。

それ以降、いろんなお店でブレックファストを食べましたが、ローカルのお店に、フライドライス+ポルチュギーズ・ソーセージはありました。数で言えば、パンケーキを出す店よりも、フライドライス+ポルチュギーズ・ソーセージを出すお店の方が多かったのです。

ほとんどのお店は、ポルチュギーズ・ソーセージかスパムを選べるようになっていました。でも、へなしゅんはポルチュギーズ・ソーセージを選んで食べていました。

そして、ポルチュギーズ・ソーセージはポルトガルからの移民が持ち込んだ食べ物であることを知ります。
※日本では、ポルトガル・ソーセージとかって紹介されているかもしれません。
▲これは、サトウキビプランテーションで働くために1852年から1909年までにハワイへやってきた労働者移民の数です。へなしゅんは歴史好きなので、ハワイはサトウキビプランテーションで働くための移民をたくさん受け入れていたこと、その中にポルトガル人がたくさんいたことも知っていました。ウクレレはポルトガルからの移民が持ち込んだことも知っていましたが、「ポルチュギーズ・ソーセージ」ってものがあることは知りませんでした。そして、ポルチュギーズ・ソーセージにハマっていきました。

ポルチュギーズ・ソーセージは、ファストフード店でも普通に並んでいます。これ▲はJack in the Boxの写真ですが、ハワイのマクドナルドで販売されている朝食セットにも似たようなものがあります。

外食だけではありません。
ポルチュギーズ・ソーセージは、スーパー行っても普通に並んでいます。ポルチュギーズ・ソーセージは、ハワイの人々の食生活にかなり深く溶け込んでいたのです。

では、どうして白ご飯ではなくフライドライスなのか。ちなみに、ふたつ上のJack in the Boxの写真のように、白ご飯を出してるお店も多いのです。が、昔からやってるようなローカルレストランはフライドライスを出しているのです。なぜなのか、それも知りたくなりました。調べてみた結果、それもひとつの歴史であることが分かりました。

もともと夜を越して乾いてしまったご飯に、具を足して炒めたことたらフライドライスが広まった、らしいのです。ただ、ハワイで移民時代の話を調べると、移住者の国籍によっていろんな違う説が出てくるので絶対だとは言い切れません。それくらいハワイの文化は混沌としています。

ハワイはいろんな文化の人々がごっちゃになってる不思議な場所です。で、いろんな人がいろんな説を語られるので、どれが本当か分かりませんでした。まあ、しょうがない。

とにかく、へなしゅんはポルチュギーズ・ソーセージ好きになってしまい、基本的にスパムかポルチュギーズ・ソーセージを選べ、と言われたらポルチュギーズ・ソーセージを選択するようになっていました。

2007年ごろやったと思います。取材でアメリカ本土へ行きました。東海岸や西海岸ではなく、中央の田舎町です。と、どこへ行ってもご飯が出てこないことに気がつきました。アメリカでご飯を食うことは一般的ではないことを知りました。フライドライスなんていうものは、アメリカの中ではさらに珍しい食べ物なのです。

でもって、偶然会った人にポルチュギーズ・ソーセージは美味しいですよねと言ったら、なんじゃそれは?と言われました。えええええ! ポルチュギーズ・ソーセージもフライドライスと同じくらいの存在?

戻ってから調べて超ドびっくりしました。
ハワイへ移民としてやって来ていたポルトガル人というのは、ポルトガル本土ではなく大西洋にある島々、アゾレス諸島とマデイラ諸島からやって来ていたのでした。ポルトガル本土とは、文化が少し違うようです。そうやったんか! 知らんかった!

つまり、フライドライス+ポルチュギーズ・ソーセージなんていう朝食は、ハワイの移民文化が生み出した特別な食べ物でした。

※先ほど上にも書きましたが、現在、モーニングセットのフライドライスは、スパムやベーコンを選択できたりします。が、へなしゅんは、歴史を感じながらポルチュギーズ・ソーセージをいただくことにしております。

そんなこんなで、わたくしは移民労働者たちの文化ががっちゃんこした結果生まれたフライドライス+ポルチュギーズ・ソーセージに魅力を感じるようになりました。そして、フライドライスを食べれば食べるほど、もう一度フラミンゴのフライドライスを食べたくて、切ない気持ちになっておりました。そんなある日、見つけてしまいました。フラミンゴが復活していたのです。
あうっ嬉しい! 果たしてそこは、違う人がフラミンゴの権利を買って再開されたお店でした。まあ、でも美味しいからええか。ちなみにその時取材した記事はこちら▼
フラミンゴ復活か?(2018年1月の記事)

だらだら書きましたが、とにかくハワイでは、一度はフライドライスを食べてみてください。ハワイの文化が生んだ食べ物です。最後に、へなしゅんがオススメするフライドライスのお店を2つつけておきます。

※最初にご紹介したOver Easyももちろんオススメです。

フキラウカフェ
ポリネシア・カルチャー・センターがあるライエにあるお店です。めっちゃ素朴な田舎のお店ですが、フライドライスは絶品です。そして、朝食メニューを食べることができるのは6:30〜11:00です。遅れたらあきませんで!
オアフ島の北、ライエにあるフキラウカフェ(2018年5月の記事)

フォーティナイナー
パールリッジの近くにある古いお店です。ここもフライドライスを食べることができるのは7:00〜10:30です。モーニングメニューなんですね。
Forty Niner/フォーティナイナーへ行こう!(2016年10月の記事)

※ここでご紹介したお店は全て、コロナ騒ぎの中、がんばって営業中みたいです。
がんばれ!ハワイ! がんばれ!フライドライス!

<編集日:日本時間2021年10月20日>

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